1ヶ月半でロックバンドファンからKinKiファンになったわたしの話

 

まず前提として。

私は2001年〜2010年の間、ラルクファンでした。
ライブ開始前には心臓が口から飛び出そうな程緊張し、ライブが終わったら毎回感動で号泣。
ツアーでは沖縄まで追いかけました。
2〜3年の間”ソロ活動のみ”なんてざらなバンドでしたが、バンド活動一切しないその数年間もFCの会費(5000円)は払っていました。
本気で一生ファンだと思ってました。

 

不思議なもので、そんな私が突然KinKiにハマるのです。

 

ちなみに、ラルクファンだった頃の、私のKinKiに対する印象。

  • 硝子の少年と愛されるより愛したいと全部抱きしめてとフラワーあたりは知ってる(ちなみに、小学生のとき夏休みにリコーダーで自由曲を一曲覚える宿題で、なぜかフラワーを選んだ)
  • とりあえず金田一と銀狼(家が厳しくて毎日夜は8時に寝なきゃいけない家だったので1回もリアルタイムでは見たことなかったんですが…)
  • クラスは光一派と剛派には分かれていた(上記の通りだったのでテレビでKinKiを見た覚えもなく、私はどちら派でもなかった)
  • エ、エ、エン、エンドリケリー…だっけ…?
  • アシンメトリーヘアだった堂本剛は好きだ(キッパリ) 

と、いうくらい、KinKiに対してぼんやりした印象しかありませんでした。
金田一と銀狼を見たことないというのは結構大きくて、当時クラスの話題に入れなかった上に、今大人になって同世代との懐かしトークが出来ないと言う、二重の苦しみを感じております(笑)

 

まあそれは置いておいて。

 

とにかく一生ラルクファンだと思っていたのです。
それがある日をきっかけにKinKiに惹かれ、約1ヶ月半の葛藤を経て、無事KinKiファンを名乗ることになったのです。
今でも自分がKinKiファンになったことはを不思議に思うことがあるのですが、もう本当、この一言につきます。
「運命は不思議だね」(by snow drop/L'Arc~en~Ciel) 
ハイドは良い詞を書きますね…

 

KinKiファンとなるきっかけとなった、2011年4月10日。(偶然にも剛の誕生日)
震災があり、なにをやっていてもなんだか空虚感があった日々。
SNSで人とつながり、動画サイトで好きな動画を見ることで、なんとなく癒されている自分がいました。

 

その日は、なんとなしに動画サイトでMステのトラジ・ハイジ出演時の動画を見ようと思いました。
元々リアルタイムでアシメ剛が好きだった私は、何年かに1度の周期でその動画を見ていました。
今思っても何故その動画を定期的に見ていたのか不思議なのですが、元々アシメ剛が大好きだったのと、偶然にもこの回、ラルクも出演していて、リアルタイムでも見ていたので、記憶の片隅に踊るアシメ剛の映像があったのです。


動画を見て、いつもは「やっぱりアシメ剛はいいなぁ!」くらいで終わるところ、この日は何かが違う。
剛に対して、今までに感じたことのない感情…言うなればトキメキ(笑)が…
”かっこいいし、なんかかわいいし、なんだろうこの生き物は…”
”歌も上手だし、どことなく気だるげなダンスがたまらない…”
ええそれはもうトキメキました。剛がキラキラして見えました(笑)

その時の、今とは別のアカウントで呟いたツイート。

ラルク以外のなにかにはまるたび、今度こそラルクよりハマるものに出会ってしまったかなと思うんだけど、結局ラルク以外は熱が冷めてしまうのよね。でもまた今、凄い勢いでハマりつつあるものがある…

まだKinKiファンになるとは思ってないけど、猛烈に剛(この時はまだ”KinKi”ではなく”剛のみ”)に惹かれる気持ちと戸惑う気持ちを呟いております(笑)

 

数日後のツイート。

私ジャニオタになったらどうしよう笑

若干の本気度を感じております(笑)
というのも、4月10日以降、ずーっとKinKiの動画を見ていました。
関連動画で芋づる式でKinKiの萌え動画が湧いて出て来るもんですから、もう止められない止まらない。
関連動画というコンテンツを作った人ってすごいなと思いました(笑)

そのまた数日後のツイート。

コンサートがさ、すごく本格的でびっくりしたんだよね。大人数のバンドとかストリングスとかコーラスとかすごくて!あとMCで一時間つかうとことか笑 

コンサートの本格さと漫談MC(笑)にやられました。
それまでジャニーズのコンサートで生バンドの演奏をやっているグループがあるとは思ってもみませんでした。
KinKiのコンサートの、本格的な演奏をふくめ、照明や演出や衣装に、本当にびっくりしたのです。
あとは、MCに1時間も割くコンサートがこの世にあるのかと驚きました(笑)

 
そのまたそのまた数日後。

光一のド天然さがおもしろい笑 こんなにド天然とは思ってなかったよ笑

光一の性格がこんなにオタクでかわいいとは思っていなかった…笑

ここで、それまでまったく知らなかった光一の外見と中身のギャップにやられました。
それまで、本当にこんな人だと思っていませんでした(笑)
ファンに「デブ」「ブス」発言したり、家で全裸で肉を焼く人だとは1ミリも思いませんでした(笑)
中身も完璧な王子だと思っていたのです(笑)

 
そのまたそのまたそのまた数日後。

キンキ仲良いエピソードありすぎて困る。

ふたりの関係性を知り、萌え悶えました。
ラルクも色々あって活動休止してからの復活、など、様々なエピソードがありまして、そういうメンバー同士の絆にも元々惹かれていた私。
でも、比べられるものでもないけど、KinKiの絆の深さはまた種類が違い、なんというかもう、色々と濃すぎて深すぎてびっくりしました。

ラルクで言うとALONE EN LA VIDAとかWind of Gold、ポルノで言うとシスターみたいな、私が好きな異国情緒とか哀愁とか漂う曲がキンキにも多いみたい。だからハマったのかも。

タイトル不思議だけど「恋涙」すき。こんなかわいい切ない曲を書けるんだね。

宝石をちりばめて 好きだなぁ 

もちろん楽曲のよさにもやられました。
この、楽曲のよさ、とか、自分の好みである、ということがなんだかんだ一番大きいと思います。
それまで知らなかった曲でも、聴いたら「私これ好き!」っていう楽曲が多すぎて、曲を聴くことが楽しくて楽しくて…
私は毎日1時間以上通勤にかかるので、その間に曲を聴くことが多いのですが、曲を聴くことが楽しい、ということは通勤が楽しくなる、ということでもあるんですよね。
その、毎日の憂鬱だった通勤時間がちょっぴり幸せに思えたりして。

 

 

ここまでで、約半月の間のできごとです。
今思い出してもこの時期は濃かった…(笑)


しかしこの時期、こういうことも呟いています。

ラニバまでこのキンキ熱が続いたとして、ラニバ後にどうなっているのか。キンキ熱下がりまくってもうラルクで頭がいっぱいになるのか、キンキ熱下がらずラルクファンやめちゃうのか…。極端な私が、どちらも平等に好きで居続けるってことがあり得るのかしら…

※ラニバ=ラルクのアニバーサリーライブ
約10年本気で好きだったラルクから離れてしまうこと。
ロックバンドのファンからジャニーズファンへ変わること。
偏見はないつもりだったけど、ジャンルが違いすぎて、どうしても戸惑い、受け入れられない自分もいました。

 

そして、いつしか自分の中で、
ラルクのアニバーサリーライブ後も熱が冷めなければ、私はもうKinKiファンなんだなぁ…」
と、ぼんやり考えるようになりました。

 

 

そして運命の2011年5月28日、29日。
雨の味の素スタジアムで、ラルクのアニバーサリーライブがありました。
2日目の公演後のツイート。

昨日今日とライブに参加して。やっぱり私の中でラルクの存在が変わってきてる。3年前のように好きでたまらない存在ではなくなってしまったよう…。ショックです。とてもショックなのです。

きんききんき言ってたけどさ、ライブ見ればなんだかんだ言って元に戻れると思ってたんだ、私・・・

悲しいから天然さん(光一)に癒されてる笑 うん、ラニバ終わっても好きだったわ笑 むしろラニバ後にラルクを好きで居るかどうかの心配をすべきだったんだな・・・笑

と、いうことで、2011年5月29日、私は切なさとともにKinKiファンへと羽ばたいたのです(笑)

あれほど複雑な気持ちでラルクを見たことはありませんでしたし、正直、結局はラルクに戻るんだろうなと思っていました。
1ヶ月半でここまで自分の気持ちがKinKiに傾くとは…本当に自分でも驚きました。

でも今思うと、ラルクとKinKiはある意味似ていたのです。

  • ラルクは4人が作詩作曲できるバンドで、4人がソロでも活躍できる程高い技術を持っている
  • ギターのケンちゃんは知的で理数系の曲を作る(→光一と似てる)
  • ボーカルのハイドは感性で絵を描くように曲を作る(→剛と似てる)
  • メンバー同士お互いあまり干渉しあわない。
  • でもゆるーい関西弁のほんわかした関係性でもある。
  • 絆が強い。

…うん、やっぱりなんだか似てる。
そう思うのは私だけかな?(笑)



まあ、きっかけは「アシメヘアーの剛かっこいい」という外見から来るミーハーな気持ちでしたが、私が知らなかっただけで、KinKiにはラルクと同じくらい素敵な中身もたくさん詰まっていました。
だから好きになったんだろうな、と、今この文章をまとめていて改めて納得してみたり、でもやっぱり不思議だなぁとも思ったり。

2011年の8月にKinKi専用のTwitterアカウントを作成しましたが、フォローしてくださる方みなさんに、
「なんでその時期にファンになったの?その時期、KinKiなにか活動してたっけ?」
と聞かれていました。
たしかにそこまで目立った活動はしてなかったかもしれないですけど(笑)、KinKiがそれまで積み上げてきた歴史だけでも十分にファンになれるほどの魅力がつまっているんですよね。
そして、震災で無気力だった私は、KinKiの楽曲やふたりのあたたかな関係性や強い絆には本当に癒されました。


なので、KinKi Kidsにも、KinKi Kidsを通して出会った方々にも本当に救われました。
感謝しています。ありがとうございます!

 

 

 

…と、長々と綴ってきましたが、これで私がKinKiファンになるまでのお話は終わりです。
ちなみに、今でもラルクは好きです。
むしろ若干客観的にも見られるようになって、新たに魅力を感じたり見つけたりしています。
ラルクをこんな関係性で見るようになるなんて、本当に「運命は不思議だね」(by snow drop/L'Arc~en~Ciel) という一言につきるなぁと思います(笑)